女医の言いたい放題

骨粗鬆症(コツソショウショウ)

 最近良く見たり、聞いたりする骨粗鬆症。骨密度が低下して骨がもろくなり、骨折しやすくなる症状の事ですよね。整形外科へ行くと手で骨密度を測定されたという経験もあるかと思います。骨粗鬆症は閉経後の女性に多い症状、女性って複雑なのです。

 薬で治療する方法が最近は盛んなようで、私達歯科医はいつも悩むのです。骨粗鬆症治療薬は種類によっては、抜歯などの観血処置をすると、顎骨壊死や、骨髄炎を起こすものもあります。治療薬が悪いのではなく、抜歯が原因でもないのですが、本当に運が悪く起きてしまう患者さんがいること。骨折のリスクがあるにもかかわらず、骨粗鬆症の治療薬の投与を中断してしまってもよいものか?しかし、抜歯はしなければなりません。数パーセントの確立が高いのか、低いのか解釈はさまざまですが、でも顎骨壊死が起きたらどうしようと歯医者は悩むのです。

 先日、信州大の骨粗鬆症を専門に研究している先生からお話をうかがったところ、数パーセントの確立ならば、条件付きで心配せずに抜歯をして良いというお話でした。それは、口腔内をできるだけ清潔に保てるように患者さんに指導する事でした。そして主治医の先生と連携をしっかりつくることだと。

だから骨粗鬆症治療薬が処方されているからといって遠慮は必要ないですし、断る歯科医はとんでもないですよ。令和1年6月28日



  

                                                                      



 












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歯ブラシってどれを使っても同じ!?


 歯ブラシのメーカー、種類たくさんありますよね。どんな歯ブラシを購入しようか迷った事はありませんか?歯科医院でどんな歯ブラシが良いか聞いた事がありますか?歯ブラシにも適材適所、歯科医院でお口の中の検査をしてもらってから、状態にあわせた歯ブラシを購入して頂くのが一番良いです。でも、どうしても歯科医院へ行けない事情があるときは、形はストレートでまっすぐ。プラスチックのヘッドの長さ20㎜、プラスチックヘッド部の厚みは薄く3㎜以下、ブラシの毛の長さが9㎜~12㎜くらいで植毛が3列から4列のナイロン、ブラシの毛の硬さは普通が使いやすいです。歯ブラシが曲がっていたり、ブラシ部分のカットに工夫が加えられているものもありますが、必要ないです。また豚毛や以外の動物の毛を使用しているのも必要ないです。

  ご自分で購入されて、使用中に歯茎が痛くなったりしみたりした場合には、ブラッシングの方法に問題があるかもしれません。また出血がひどい場合には歯周病が進行していて、使用中の歯ブラシが歯茎の状態に対して不適当なのかもしれません。そんなときはやはり歯科医院にかかることが一番早道だと思いますよ。

 最近は電動歯ブラシを使用する方たちも増加しました。電動歯ブラシも使い方を誤ると、大切な歯を削ってしまい、しみる原因になります。どなたでも簡単に使用できる電動歯ブラシですが、やはり最初は歯科医院で教えてもらってからの方が、より安全に使用できると思います。電動歯ブラシのヘッドは交換できるものを選んでください。いつまでも古いヘッドのブラシを使用しているのは、不潔ですし、刷掃効果も低下してしまいます。



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